【ポタジュガーデン】レイズドベットをDIY 狭い庭で家庭菜園を楽しむ菜園花壇

木製の「レイズドベット(Raised bed)」により土留めを作り、狭い庭でも家庭菜園や花壇を楽しむ方法を紹介します。
レイズドベットを使用することで、土壌の保水性や排水性が改善され、野菜の根がより深く成長しやすくなります。
プランターで栽培するよりも夏場の水やりの回数が減らせ、野菜などは収穫量も増え家庭菜園におすすめです。
レイズドベットの周りに芝生を植えておしゃれに手軽に野菜やお花を育ててみましょう。

レイズドベット(Raised bed)とは?

「レイズドベット(Raised bed)」とは、畝(うね)を作らずに土を盛り上げ、その上で野菜や花などを栽培する方法です。
レイズドベットでは、石やレンガ、木材、コンクリートブロックなどで作られた箱型の枠を使用して土を盛り上げます。

レイズドベットを使用することで、土壌の保水性や排水性が改善され、野菜の根がより深く成長しやすくなります。
また、レイズドベットの高い位置に野菜を植えることで、草食動物や害虫からの保護にもなります。
さらに、レイズドベットは、庭が小さくても多くの野菜を栽培することができ、収穫量を増やすことができるため、都市部で庭園栽培を行う人々にとっても人気があります。

レイズドベットで栽培するメリット

植物や花や家庭菜園に最適なレイズドベッド。レイズドベッドを庭に設置すると、どんなメリットがあるかをご紹介します。

多くの野菜や花を小さなスペースで栽培可能

レイズドベットは畝を作らず、高さを上げることで、小さなスペースでも多くの野菜を栽培することができます。
日当たりや風通し、排水性が良くなり花や野菜の栽培に最適です。

水はけが良く、病害虫の発生が少ない

レイズドベットは、排水性が良いため、過剰な水分が溜まることが少なく、植物の根腐れを防止することができます。
レイズドベットの高さにより、草食動物や害虫から植物を守ることができます。

作業がしやすく、収穫量が増える

レイズドベットは、高い位置にあるため、植物にアクセスしやすく、植物の手入れがしやすくなります
プランターで栽培するよりも水やりの回数が減らせ、野菜などは収穫量も増えます

レイズドベットのデメリット

レイズドベットをDIYする時間と費用

レイズドベッドをDIYしようと思うと、材料選びからレンガ・木材・石・土などから考え。
大きさにもよりますがある程度の費用もかかり、枠を作るのに時間と手間がかかります。

撤去する手間 土はどうする

レイズドベッドの中には、かなりの土が詰まっているので、土を用意するのにも費用と手間がかかります。
撤去をしようとする場合も大変です。DIYする時には、どのような大きさでどの場所に設置するかを、よく考えてから作りましょう。

木材でレイズドベットをDIYする材料、道具

レイズドベットに使用した資材詳細

・杉座板2m 約24×240mm 単価1280× 6 ¥7,680
・SPF材 2×6材6F 単価268 × 4 単価1680× 4  ¥6,720
・SPF材 2×4材6F 単価268 × 1  ¥728 (杉座板を繋げる板。カットする。300mmを4本)
・角材 (角を繋げる。カットする。 300mmを4本)
・ドリルネジ(家にあるものを使用)

土(牛糞、培養土、バーク堆肥を5:3:2ぐらいの割合
・牛糞 40L 298円程
・培養土(一番安いもの)25L 398円程
・バーク堆肥 40L 298円程

毎年、元の土を見ながら上記購入堆肥を追加しています。


杉座板2mは腐りにくい白太が少ない木材を選別して購入しました。
木材の腐り防止を考えて塗装しようと考えましたが、金銭的な理由や手間と時間を考慮してガスバーナーで表面を焼くことにしました。

心材(赤身)部分は、腐りにくいのでレイズドベットに使用すると長持ちします。

レイズドベットの中に入れる土を準備するのに、思ったより金額がかかりました。
一番安い「鶏糞」(100円程)を使用することは、臭いがきつい為オススメできません。
住宅地での使用は辞めたほうが良いです。
牛糞、培養土、バーク堆肥を5:3:2ぐらいの割合で混ぜました。
最初はバーク堆肥を多く入れていましたが、海外製の安いバーク堆肥は発酵が未熟なので、割合を減らしました。
培養土をもっと多く入れた方が良かったですが、金銭的な理由で牛糞が多くなりました。
牛糞も同じ値段でもパッケージによって発酵具合や臭いのキツさが違っていました。
時間があれば、一度にまとめて買うのではなく、いろいろなホームセンターを廻り、試してみると良いです。

レイズドベットに使用した道具

・スコップ
・電気ドライバー
・丸のこ
・カセットガス トーチバーナー

レイズドベットの簡単な図面

最初の設計から少し変更しました。
掃き出し窓の踏石をそのまま使用したため、杉座板を一枚半分の1mでカットして長さ5メートルとしました。
杉座板をビスで止める「SPF材 2×4材」や「角材」を30センチと少し長めにしました。
長くした箇所に支柱をくくり付けて転倒防止に役立てています。

レイズドベットをDIY手順

1.レイズドベットを設置する場所を整地する

レイズドベットを設置する場所を決めて、雑草や石を取り除きます。

2.枠に使用する材木をカット、トーチバーナーで表面を焼き、組み立てる

側面の木材をつなげる2×4材と角材を30センチにカットします。
トーチバーナーで木材の表面を焼き炭化させます。表面の炭化層が、板の劣化を遅らせます。

表面を焼いて1年後の様子、少し腐っている「SPF材 2×4材6F」 は3年程使用しています。


杉座板をビスでとめます。

杉座板を2×4材でビス留めしてつなげます。

コーナーは角材でビス留め

3.木材で作った枠内に培養土を入れる

元にあった土と、牛糞、培養土、バーク堆肥を5:3:2ぐらいの割合で混ぜました。

牛糞を入れることで土が改良されます。
通気性、保水性、肥料持ちが良くなり微生物も多く含んでいます。
野菜やお花を育てる上で、植物が吸収しやすい形に分解された栄養素が含まれるため、植物やお花の成長を促進します。
多めに牛糞堆肥を入れても窒素が過剰になり、植物の成長を阻害することはあまりなく使いやすい農業資材です。

4.レイズドベット完成

レイズドベットの完成です。何をどこに植えようか、あれこれと考えるが楽しいです。

ポタジュガーデンとは

「ポタジュガーデン」とは、フランス語で「菜園」という意味で、食用の野菜やハーブ、果樹などを育てる、風景庭園の一種です。
敷地を利用して、季節ごとに様々な野菜やハーブ、果物を育て、その美しさを楽しむだけでなく、収穫して料理に取り入れることもできます。
ポタジュガーデンは、野菜やハーブ、果物を育てるだけでなく、その周辺には、花や低木などの植物を配置することで、美しい景観を作り出すこともできます。
また、ポタジュガーデンでは、伝統的な栽培技術や、オーガニック栽培など、持続可能な農業の方法を取り入れることが一般的です。
食や自然、伝統文化に興味のある人々にとって、ポタジュガーデンは魅力的な趣味やライフスタイルの一つとなっています。

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